RUGBY NET

日本ラグビーの情報発信を中心に執筆していきたいと思います。

こんにちは。 RUGBY NETです。

スーパーラグビーに日本のチームが参戦するなんて夢のようだ!と胸を躍らせたのも今となっては懐かしいですね。サンウルブズ3季目の開幕が間近となりました。
現在は九州地方で合宿中ですね。

ラグビーは秋〜冬がシーズンのスポーツですので、国内シーズンを終えた後の春の季節はラグビーロスに陥る方が多かったと思いますが(笑)サンウルブズがスーパーラグビーに参戦することで、通年ジャパンラグビーを楽しめていることはファンとしては幸せこの上ないですね!

その分トップ選手への負荷は大変大きく、その点は日本ラグビーの課題として議論される場面も多いわけですが、その件についてはまた今度触れましょう。

ジェイミージョセフHC就任のメリット


日本代表HCであるジェイミージョセフが今季からサンウルブズのHCを兼任することになりました。エディージョーンズが当初デザインした体制ですが、やはりジャパンにとってはメリットの大きい体制と言えます。

サンウルブズの多くの選手は日本代表候補選手でもありますが、同じ指揮官が選手の出場時間や練習内容を一貫してマネジメントできるのは大きなメリットです。

代表の試合数は非常に限られており、今シーズン予定されているテストマッチは現在5試合です。その点、スーパーラグビーの強豪チーム相手に多くの日本人選手を抱えるサンウルブズとして代表と同じ指揮官の下16試合も戦えるのは、W杯に出場する他国と比較しても強化体制としてはアドバンテージがあると言えます。

2月6日の記者の囲み取材においても、以下の通りの発言がジョセフHCからありました。楽しみですね。

「サンウルブズに見合った形でやるが、代表と一貫性は持たせる」

サンウルブズ注目の新加入選手


今季はスコッドの約半分が新メンバーということですが、既にトップリーグを中心に活躍している実力者揃いでかなりの戦力が加わった印象です。ワクワクしますね!以下ニューカマーの顔ぶれです。

  • ヴァルアサエリ愛(PR)
  • 石原慎太郎(PR)
  • ルアーン・スミス(PR)
  • クレイグ・ミラー(PR)
  • ヘンカス・ファン・ヴィック(PR)
  • ジャバ・ブレグバゼ(HO)
  • グラント・ハッティング(LO)
  • 姫野和樹(LO)
  • ジェームス・ムーア(LO)
  • ヴァンピー・ファンデルバルト(LO)
  • リーチ・マイケル(No8)
  • 荒井康植(SH・練習生)
  • ヘイデン・パーカー(SO)
  • シオネ・テアウパ(CTB)
  • マイケル・リトル(CTB)
  • 村田大志(CTB)
  • ホセア・サウマキ(WTB)
  • ゲラード・ファンデンフィーファー(WTB)
  • レメキロマノラヴァ(WTB)
  • ロビー・ロビンソン(FB)

  • 凄さは知ってるよ!!っていう選手ばかりですが、ヘイデン・パーカー選手の加入はジョセフ色を感じる選考でした。ジョセフのハイランダーズのHC時代の教え子という関係性であり、当時は田中史朗選手とHB団を組むこともあった選手です。

    また2015−2016シーズンはパナソニックワイルドナイツでプレーしており、正確無比のコンバージョンキックは日本のファンの記憶にも新しいですね。活躍が楽しみです!


    3季目のサンウルブズ。存続のかかったシーズン?


    1季目の成績は1勝1分13敗。2季目の成績は2勝13敗。少しづつステップアップしているサンウルブズですが、SANZAR(スーパーラグビー主催者)はどのようにサンウルブズのことを見ているのでしょうか?

    サンウルブズのスーパーラグビー参戦が決まった要因には複数の要素があると思いますが、2019年日本開催のラグビーW杯に向け、開催国日本代表自体の強化に繋げる為に日本のスーパーラグビーチームを参入させるという意識はSANZAR含めて持ち合わせていたと思われます。

    言い換えると2019年W杯以降はサンウルブズがスーパーラグビーに参入している当初の大義は失われ、新たなスーパーラグビー内での存在意義が必要ということになります。

    アジアのチームがリーグ内にいることに意義があるという意見もあるでしょうが、毎年全敗に近く自動的に勝星を献上してくれるようなチームは残念ながらリーグの発展に寄与するチームであるとは言えません。2017年10月2日の記者会見でジャパンエスアールの渡瀬CEOが以下の通りコメントしています。

    「2017年をレビューし、スーパーラグビーを統括するSANZARから、さらに競争力を高めてほしいという要望もあり、どうすればもっとサンウルブズは強くなれるか・・・(以下省略)」

    推測の域を出ることはありませんが、実際のSANZARとの将来に向けた協議においてはよりリアルな話が出ている可能性を感じたコメントでした。2018年のサンウルブズを渡瀬CEOは「勝負の年」と銘打ち「TOP5」を目指すと力強い宣言をしています。

    新加入選手も顔ぶれを見ても間違いなくその目標に向けた第一歩を踏み出したことを感じてなりません。今年も日本のラグビーファミリーでサンウルブズを力強い応援で後押しをして、ともに勝利の雄叫びを挙げられたら最高ですね!(AWOO~~~~!!)

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    こんにちは。RUGBY NET(@net_rugby)です。

    初回投稿となる本日ですが、「今シーズンのトップリーグで1番タックルした選手は誰だ?!」というお題目で記事をお届けしたいと思います。

    早速ですが、皆さんはどの選手の顔が頭に浮んだでしょうか?

  • 布巻峻介(パナソニックワイルドナイツ)
  • リーチマイケル(東芝ブレイブルーパス)
  • 金正奎(NTTコミュニケーションズシャイニングアークス)
  • 西川征克(サントリーサンゴリアス)

  • FLのポジションであり、その中でも小兵フランカーとも言いましょうか。サイズの大きくない運動量豊富な選手を思い浮かべる方は多いと思います。

    個人的にはサントリーの西川選手はゲームにも継続的に出場していたので上位にいるんじゃないかな?と予想。。

    それではランキング形式で紹介したいと思います!


    第5位

    ヴァンピー ファンデルバルト(NTTドコモレッドハリケーンズ) 150回
    姫野和樹(トヨタ自動車ヴェルブリッツ)150回

    共に2017年にジャパンデビューを果たしたヴァンピー選手と姫野選手が150回で同率第5位にランクインです。両選手共にアタック面でのインパクトが強いですが、まさに攻守に渡って貢献していることが伺える結果となりました。

    ヴァンピー選手は188cm、姫野選手は187cmと世界的に見るとLOのポジションで出場するとサイズとしては見劣りしますが、この運動量はチームの大きな強みです。

    今月末から始まるスーパーラグビーのサンウルブズのスコッドにも入っている両選手ですが、出場の際は両選手の動きにフォーカスしてゲームを見るのも面白いかもしれませんね。タックル数の多さの秘訣がわかるかもしれません(笑)


    第4位

    嶋田直人(キヤノンイーグルス)151回

    キヤノンのDFを支える仕事人嶋田選手が第4位にランクインです。

    今シーズンのキヤノンは結果としては大変不本意なシーズン(リーグ戦4勝9敗)に終わったとは思いますが、チームのタックル成功率は85.1%とサントリーサンゴリアスを上回る全体2位の数値を残しました。そのDFを先頭で支えたと言えるのが嶋田選手でしょう。

    2017年には日本代表候補、サンウルブズ遠征不参加メンバーの強化を目的とした「ナショナルデベロップメントスコッド(NDS)にも招集され、今後を担う日本人バックローの注目株的存在です。今後の国際舞台デビューに期待したい選手の一人です。


    第3位

    大和田立(NECグリーンロケッツ)153回

    今季NECの6番として全試合に出場した大和田選手が第3位にランクインです。

    村田毅選手や、土佐誠選手がチームから去り、NECの三列どうかな?とシーズン前には思いましたが、大和田選手が穴埋め以上の大活躍を見せたと思っています。

    帝京大学時代から非常にコンタクトが強くボールを前に運べる選手でしたが、TLの舞台でも大学時代同様のレベル感で活躍したそんな印象があります。

    美幌高校ヘッドキャップをかぶり続けるのも個人的には好感です(笑)大和田選手、来季も注目です。


    第2位

    フィナウトゥパ(キヤノンイーグルス)160回

    キヤノンの両FL素晴らしいですね。嶋田選手に続き2人目、フィナウトゥパ選手が第2位にランクインです。

    ホンダヒートからの移籍初年度でしたが完全にチームにフィット。全15試合中、13試合に出場しました。LOもできる選手で、非常にラインアウトキャッチのスキルが高いです。バック5としての総合的な能力はリーグ屈指の選手だと思います。

    キヤノンはリーグ屈指の運動量のFLを2枚も抱えてるんですね。今季は開幕時にHC変更を余儀なくされる問題もありました。周到な準備を重ねられればメンバー的にも躍進が期待できると思います。

    第1位

    トンプソンルーク(近鉄ライナーズ)174回

    栄えある第1位は元日本代表のトンプソンルーク選手です。今シーズン一番タックルした選手は36歳の泣ける男でした。

    今シーズンは引退宣言をした日本代表においてもLOの選手の怪我が重なり緊急登板。強豪アイルランド相手に、ハードタックルを連発(この試合のタックル数24回はチームトップ)し健在ぶりを発揮しました。


    近鉄ライナーズは今季自動降格という残念な結果に終わりましたが、トンプソンルークの去就は気になるところです。現役はもちろん、代表復帰を希望するファンからの声も多い選手です(ジョセフHCの頭の中にもトンプソンはいると思います)。来シーズンもトンプソンの献身的なプレーが見れたら嬉しいですね。

    まとめ

    タックル数は出場試合数によって当然異なるので、正確に選手のポテンシャルを評価するとなると、プレータイムに基づいて何回タックルしているか?ということになりますが、あえて1番タックルした選手は誰?ということで本日はお届けさせて頂きました。

    またトップリーグの成績については異なる指標で記事にできればと思っております。そして月末にはいよいよサンウルブズの3年目のシーズンもスタートです。

    発信も頻度高めで頑張っていきたいと思いますので引き続き宜しくお願い致します!

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